マイ愛すくりーむと申します。


「『社畜』の対義語ってなんだろ? 『不良サラリーマン』とかかな? それだと長すぎるよね。あ、『不良社員』か。なーるほど」


といった事を業務中に考えるくらいには不良社員です。



アイスクリームね、こないだ電話を受けたの(まるでアメリカンジョークが始まりそうですが、オチがありません)。


かつて俺が某大手証券会社にいた頃の同期、Mである。


彼は同期の中でも比較的営業成績が良く、支店内で比較的美人だった一般職の女性と結婚し、やがて本店に栄転となった男。

『3年で7割が辞める』と言われるあの業界で見事3割に入った選ばれし者、サバイバーであった。


方やアイスクリームは酸っぱい成績しか残せず、支店内で酸っぱい扱いをされ、今や中小企業で係長などという酸っぱい役職にすがりつく酸っぱい敗残者(Loser)である。


『敗北を敗北として受け入れられる』程度に大人になったアイスクリームはMからの電話を取った。



敗者は勝者をたたえればいい。

みっともない嫉妬はいらない。

不毛なマウンティング合戦はいらない。

彼の自尊心を大いに満たしてやればいい。

そうすれば傷つかずに済む。



愛「はいもしもし」

M「Mやけど」

愛「あー久しぶり。どしたの?」

M「あのさ……国債買わへん?」



(ああ、この男はこの10年近く、こんなくだらない電話をし続けてきたんだな……)



「もう……辞めなよ……」



完成された美しき社畜へ軽蔑(けいべつ)と憐憫(れんびん)とを一つにしたやうな声で言ってしまった。



まだ、決着がついていないような気がした。




1・証券会社は噂のとおり、きつかった


「証券会社に入りたい」なんていう大学生が目の前にいたら、こう言うしかないよね。


やめとけ


10年以上前から「証券会社はきつい」とネットに書いてあったわけだ。

入ってみたら大体その通り、きつかったもんね。


果てしないノルマがきつい

上司の罵詈雑言がきつい

世間の冷たい目がきつい



マジで寸分の違いもなく、その通りだったよ。



今は知らないよ?

少しはマシかもしれないよ?



でも、10年経っても友達に「買って買って」言わなきゃいけない仕事をお前は本当にやるのか?


参考:証券会社・営業マンの仕事内容と“仕事がきつい”といわれる7つの理由



2・入ってから向いていない事に気づいても遅い



ナンパできる

→断られても気にしない。次があるさきっと。


早起きできる

→太陽と勝負だ!


強靭なメンタル

→怒られてもてーきてーき。成長のチャンス!


人を金で判断する冷酷さ

→「いい客」は優しい客ではない。お金を出してくれる客だ。


素直さ(頭の悪さとも言う)

→先輩上司のいうことは絶対! 白いカラスだっているさきっと!


裏表がある

→支店内で鬼の形相、客の前では天使の笑顔



どれも持っていない事に気づいてからでは遅かった。



さあ、あなたはいくつ当てはまりましたか?




3・やめて気づく。証券リテール営業は異常だった


普通の会社は上司が部下に怒鳴らない

もちろん、机をバンバン叩かない。

証券営業やってた頃ね、就活生から支店に電話がきて「職場見学していいですか?」って聞かれたの。

それを支店長に相談したら「見せられるわけねえだろバカ!」って怒鳴られちゃった。

夢を抱いた大学生には見せられない職場だよ。


普通の会社は商品に需要がある

ネットで欲しいモノを自分で調べられる時代、本当に会社の商品に需要があるならマンパワーで営業をかける必要ないんだよ。

「ニーズは作り出せる」じゃねえよ。ねつ造だろうが。


普通の会社はしつこい勧誘をしない

会社に電話してくんなよ。
社長は会社にいねえよ。
お前らの電話一本一本が業務の邪魔なんだよ。
お前らの営業が効率的な仕事を阻害するんだよ。
お前らの相手しているせいで残業する羽目になるんだよ。
お前らの存在が『働き方改革』の妨害になってるんだよ。


と、しがない会社のしがない経理係長(定時退社)は申しております。



4・それでも証券会社に入りたい?



正気か?